TOKO OA SYSTEM
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株式会社東光オーエーシステム
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アパレルシステム NBS 卸・SPA向けシステム- アパレル業界へ最先端のソリューションを提供 - TOKO OA SYSTEM

アパレルシステム NBS導入事例 株式会社ボンド様

導入事例のご紹介

NBSをご利用いただいているユーザー様の声をご紹介いたします
株式会社ボンド様

ベビー・子供服を企画する株式会社ボンド。 「ハイキング」ブランドで専門店向けの卸販売が業務の中心です。そんな同社では、従来からNBS基幹システムを運用しているが、3年前から導入している「Order Entry」システムを用いることで新たな需要の開拓に成功しています。 システム導入の背景について、代表の柳社長にお話を伺いました。

オーダー数を上げるために

キッズ向けアパレル業界では、地方の専門店バイヤーが出張を効率的に行うための慣習として、展示会の日程を固める傾向にあります。そのため、バイヤーは三日間で7~8社のアパレル展示会をまわり1日で1000型以上を見て回ることも少なくありません。展示会において紙のカタログに商品の特徴や色、感じたことをメモしていくのですが、多くの商品は記憶が曖昧になってしまいます。

良い商品をつくっても展示会会場だけでは記憶に留めておいてもうことは難しく、100点以上の商品を出展してもバイヤーが注文するのは確実に売れる10~20品番くらい。また追加の受注を上げるために、人員をやりくりしつつ、営業を掛けることが欠かせない状態でした。展示会におけるオーダー数を上げるため、施策の必要性を感じていました。

株式会社ボンド
代表取締役 柳 雄介様
株式会社ボンド
代表取締役 柳 雄介様

記憶を呼び起こすツールとして

そこで普段の業務に活用しているアパレル基幹システム「NBS」と連携できる「Order Entry」の導入を決定しました。 WEBサイトから顧客に直に展示会商品を見てもらうことができるので、薄まった記憶を呼び起こしてもらうことが可能となりました。また色展開やコーディネート、類似商品の提案など展示会カタログだけでは伝えきれない商品の魅力も存分に表現することが可能となりました。曖昧な記憶のままに注文してもらうのではなく、商品についての十分な理解を得ていただき、納得した上で購入してもらう、商売として健全な形ではないでしょうか。

納品後の客注にも対応。専門店側にもメリット

WEBサイトから展示会商品を注文できることで、納品後の追加注文のあり方も大きく変わりました。これまでは欠品した商品について電話で追加注文を受ける形でしたが、在庫がなければそこで追加注文の話は終了していました。Order Entry導入後は、在庫がない場合でも、類似商品の検索や、その他の商品に興味を持ってもらうことが可能なり幅広い商品の提案、横展開が可能となりました。

専門店側もOrder EntryをWEBカタログとして活用でき(価格表示を上代に設定できるため)店頭にない商品でも消費者に提案が行えます。在庫の有無がその場で確認できるので、感触が良ければリスクを減らした仕入れも可能です。スタイリング・コーディネートの写真も提供しているので、まとめ売りや追加販売にも貢献します。

店頭での活用にはさらに別の効果も出ています。Order Entryを利用し客注をとった専門店顧客が、次の展示会で別セグメントの商品にも興味を持っていただけたことです。消費者の生の声から、展示会において商品への興味が横方向へ展開した例だと思います。

事務作業は大幅に軽減

FAXでのやり取りでは、入力ミスや判別しづらい記載などで労務にかかる負担が高かったのですが、顧客が直接入力することで、転記が必要なく受注入力のトラブルは激減しました。現在、展示会受注入力の8割がオーダーエントリーからの入力となっています。顧客側も在庫数が把握できるので欠品のリスクを回避でき、注文の状況もまとめて確認できるので評判は上々です。写真撮影や掲載といった事務作業は一時的に増加しましたが、これは、商品の魅力を伝えるために避けては通れない部分ですので納得しています。

これまでにない新しいシステムで、導入時には不安もありましたが、運用フォローをしっかり行っていただけたので、大きなトラブルもなく順調に稼働しています。基幹システムも以前から利用していますが、このサポート体制の安心感は特筆すべき点だと感じています。

Order Entryを活用することで、展示会労務の軽減、取引先の利便性の向上、受注数の向上が図れています。アパレル業界は慢性的な人員不足ですが、自社だけでなく卸先の専門店側での手間も省け、効果も上がっています。当社のように少人数で業務を回していかなくてはならない会社ほど導入効果は高いと感じます。

事務作業は大幅に軽減

現在はまだ工場側での体勢が整っていませんが、近い将来、生産予定数からのオーダーに対応する予定です。生産拠点のリソースの有効活用や、売上の予定が立てやすくなる、ロスを減らせるといった大きなメリットが出てきます。また、これまでも重視していた点ですが、ブランディングの強化を推し進めていきます。

自社の売上だけを追い求めるのであれば、中間経費をカットして安価に直販すれば利益は上がるでしょう。ただし、アパレル業界全体で見た場合に果たしてそれで良いのかは疑問が残ります。メーカーが良いものを作り、適正な価格で卸し、専門店がその価値を伝えること。従来の商習慣にはそれ相応の理由があるはずです。

Order Entryを利用することで情報の共有が進み、メーカーと店との関係を強固にしてゆく。専門店が元気になれば受注数も上がっていきますし、取引のあるアパレル関連会社とのWin-winの関係を目指しています。

会社概要
  • ■会社名:株式会社ボンド
  • ■業種:卸売業
  • ■住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-21-6プラザF1ビル6F
  • ■URL:www.highking.jp
  • ■利用製品:NBS Enterprise・Order Entryシステム
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