「ファッションの創造」、「お客様の笑顔と感動を提供」をコンセプトにOEM、ODM、ブランド事業で高品質の商品を市場に投入しているドリームワークス様。その品質やコストをはじめとした同社の取り組みは業界内でも高い評価を受けています。以前よりNBSシステムをご利用いただいている同社に導入の経緯や今後の展望などを伺いました。
設立当時からの主力事業、OEMは主たる生地の在庫を持つことで、小ロット生産への対応や、納期・コストなどに反映することが可能となっています。他社にはない強固な生産背景で、大手の取引先の中でも売上シェアを維持向上させています。ブランディングから企画、生産、広告と自社内で完結できる仕組みが強みとなっており、取引先を大きく拡大しています。
製品輸入が主体として開設したブランド事業部は、日本の市場に合わせたライセンス契約を主とした事業内容とし、その中でも主力であるUNIVERSAL OVERALLは、非常に高い評価を得ています。大手セレクトショップ、SPA業態、地方の専門店をはじめ、異業種にも拡販し、全国幅広く取引を頂いております。
NBSを導入する前は、社内でスタッフがそれぞれデータをエクセル管理していました。また展示会における受注入力や集計、棚卸の入力などが手書きをし手入力、それから集計という手間と時間がかかる方法でした。お客様に商品や在庫を提案する際、その都度、資料にし渡していたためタイムリーな提案ができませんでした。
このような問題を改善するするため、数社に見積や提案依頼を行い、結果的にNBSの運用に至りました。あわせて、WEB展示会受注システム「Order Entry」も導入しました。NBS導入により、データの集計が早くなり、分析をより細かい切り口で効果的に行えるようになりました。 また、作業効率が上がったことで、空いた時間を別な作業に費やせるようになりました。展示会受注の入力、棚卸などは、打ち間違いや数え間違いが減少し、精度が大幅に向上しました。
Order Entryに関しては、問題となっていた在庫確認やタイムリーな提案が可能となったと感じています。 まだ導入間もない新しいシステムなため、お客様に浸透させている状態ではありますが、今後の運用に期待を持っています。
NBSはアパレルの多岐に渡る業務に対応するため、機能が非常に豊富です。担当する業務ごとに使い方は異なり、複数部署で想定されることをシステム構築時にすべて盛り込むことは不可能に近いでしょう。
そのため、導入から運用開始、運用する軌道に乗るまでに時間がかかるのですが、幸いなことに、アパレル業務に詳しいシステムサポートの部署が導入時からフォローをしてくれているため非常に助けられます。使い方や問題となっている運用を問い合わせをすること、新しい運用方法を提案されたり、課題が解消されるといったこともあり、安定したシステム運用には欠かせない存在だと感じています。
システムの理解度を高め、豊富な機能をいかに活用していくかが今後の課題です。システムの安定運用、そして業務の効率化によって、今後アパレル本来の業務にリソースを集中できるようになると感じています。