真っ先に挙げられるのは在庫の管理の効率化とデータの精度向上です。取扱っている商品は主に革ジャンをはじめとしたバイク用の革製品。その性格上、大量に量産するものではありませんし、厳密に同じ素材はなく、ある意味すべて一点ものです。オーダー品も多いのですが、同じ型の既製品でもテキスタイル系に比べると数は大幅に少なくなります。小ロットの商品効率的に販売するためには、いかに適正な在庫を確保するかが重要になってきます。

店ごとのその時点での売上・在庫の照会が正確に行えることで、在庫過多や在庫切れを未然に防ぐための移動やEC店への移動などの対策が可能です。卸先からのリピート発注なども本部在庫・各店在庫が正確に把握できることで対応可能となります。店舗ではレジ精算表などのレポートや各種分析表が出力でき、現状認識や販売施策の立案などで役に立っています。 財務部門では手書き伝票でのやり取りが、データを入力・照会に置き換わったことが大きなメリットです。入力から伝票発行までの流れが大変スムーズになりましたし、ミスも確実に減少しました。

10年以上お付き合いしているなかで、機能も拡張され、成熟度が増していると感じます。基本的な業務の流れについては、大きな不満はありませんので、今後はさらに日々の運用が容易になるような細かい機能面が拡充されることを期待しています。機能が多くなることで操作が複雑になってしまう部分もありますので、単純な業務には使い勝手の良い単純な操作性を望みます。

店舗端末としてのPOSを考えた時に安定性・継続性は非常に重要なポイントですが、大きなトラブルで業務が止まってしまうということがありません。回線系のトラブルがあってもスタンドアロンでシステムを運用させることができますし、サポート体制も万全ですので安心して業務に活用できます。