株式会社東光オーエーシステム
株式会社東光オーエーシステム
天然素材を基本としたナチュラルベーシックカジュアルを提案するalacrity (アラクリティー)、自然と向き合う心のゆとりをもった生き方・プラスアルファを素材やデザインで表現するa+ koloni (コロニー)ブランドでレディースカジュアルウェアーの企画・製造・販売を行っている株式会社ファラオ様。創業以前から30年近く使われているNBS基幹システムとブランド・事業、今後の展望について代表の釜賀様にお話を伺いました。
東光オーエーシステムとの付き合いはもう30年近く。以前勤めていた会社でも使っており、使い慣れていたこともあって会社を立ち上げた後に導入をしました。
長い間利用しているので、そこにあるのが当たり前の感覚になっていますが、請求書発行業務において、手書きでは考えられないほどのスピードアップと省力化が図れているのではないかと思います。
物流業務においても、倉庫とアトリエでデータが連動しているので指示が出しやすく感じます。 導入前に手作業で業務を行っていた時は必ずどこかに間違いがあり、さらにデリバリー業務で1日終わってしまうこともありましたが、システム化されている現在はミスが激減しています。
省力化とスピードアップで人員配置の見直しや適正化が進み、コストの削減にもつながっています。
数年前に新たに生産管理システム導入しました。システム化への移行でデータの入力等の作業が伴いますが、素早いデータ集計や情報の共有は手書きの資料では成しえないものです。少人数ならば、記憶と手書き書類の管理でも回すこともできますが、今後、商品や取引先、スタッフが増えた際にも滞りなく業務を継続させていくには、システム化は避けては通れない道だと考えております。
経営者の目線ではデータによる管理は必須で、支払いや資金繰りの把握に大変役に立っています。営業・MD目線でも売上・受注の集計がリアルタイムで照会でき、データが共有されているので意思決定のスピードが速くなり、効果が表れています。
事業を発展させる上で人材の確保は必要不可欠です。特にアパレル業界は慢性的な人材不足であり、募集をかけても会社の方針を理解し共にに働いて行けるような適切な人員に巡り合うことは難しいです。頭数を揃えるだけならば簡単に行えるのですが、良い結果には結びつきませんし、そのような人員拡充はするつもりはありません
限られた人員での効率来な業務を行うためには情報のデータ化と共有、そのためのシステム化は不可欠でしょう。そのうえで、営業だけでなく、全員がデータ・数字に敏感になってほしいと思っています。またスタッフにはブランドのコンセプトを理解し、そのうえで自信と誇りをもてるようになってもらいたいとも考えています。
現在は卸を中心にしつつ、ホームページからの直販も行っています。今後は店舗の出店も考えていますが、まずはエンドユーザーへのアプローチを充実させていきたいと考えています。ブランドの背景や世界観、プロダクトにかける思いを伝えることで、共感してもらえるファンを増やしたいと思っています。今はまだ動きが不十分で、フェイスブックやインスタグラムをはじめとしたSNSでの情報発信、自分達でエンドユーザーに伝える努力が不可欠だと感じています。
エンドユーザーから支持されれば小売店は仕入れせざるを得ず、卸先の拡大、売り上げ増にもつながります。
SNSやECなど、新しい取り組みを始めようとすれば日々の業務はより複雑になり手間もかかります。データの共有や活用が今後ますます重要になってくると思います。
長年お付き合いのある東光オーエーシステムですが、新しいシステムの提案などでこれまで以上に良い関係を築いていけたらと考えています。
