既存の枠にとらわれない発想、深く踏込んだデザインワーク、遊び心のある服をテーマにメンズ/レディース衣料品・シューズ・アクセサリーを幅広く展開しているソスウ様。そのデザイン性・先進性は国内のみならず、海外でも高い評価を得ています。20年以上使われているNBSシステムと同社の今後の展望について、本部長の和氣様にお話を伺いました。
当社はメンズ衣料品とシューズを中心に、国内では卸・直営・直販を展開しています。海外展開は主に香港の卸先、韓国、中国、台湾、フィリピン、マレーシアその他のアジア圏とヨーロッパです。特にフランスのコレクションへの精力的な参加を行っています。 パリにて展示会を行い各国の専門店から注文をとり輸出を行っています。
商品を企画・生産する際に、展示会受注のデータを元に生産数の決定や、予定を含めたコストの算出は必須です。部材の登録を行えば、着分あたりのコストが簡単に正確に算出できるNBS生産管理システムは無くてはならないツールであると感じます。また過去に製造した商品の単価や規格など、データをさかのぼって参照できるため、商品企画やコストの試算の場面でもたいへん役に立っています。
仕入先への概算支払予定も把握できるので、企画製造部門だけでなく経理部門でも役立っており業務の効率化とスピードアップが図れています。生産から出荷、店舗販売、経理業務まで一括で管理でき、部門間のデータの不一致が発生しないため、社内全体で業務の効率化と正確性の向上が図れているようです。
長いお付き合いをしてきていますが、その中で細かい機能の拡張、インターフェースのブラッシュアップなど、導入当初に比べるとよりアパレルの現場、業務の流れに沿った使いやすいシステムになっていると感じます。
人為的なミスやマニュアルを見ればわかるような内容でも丁寧に教えてもらえますので、気軽に電話がかけられ非常に助かっています。
システム導入時にありがちな、使いづらい部分や運用に困った場合でも、逐一クイックな対応をしてもらっていると感じています。
これまでの様に、アップデートをこまめに行っていただき、使いづらい部分も臨機応変に対応していっていただけるとありがたいです。
事業を発展させていくうえで、国内は勿論ですが、海外への展開をさらに推し進めて行きたいと考えています。
現在輸出先はアジア圏が全体の80%を占めている状態です。ヨーロッパ圏も売上が落ちているわけでもなく、新規の取引は増えていますが、勢いがあるのはアジアです。現在は卸が中心ですが、今後はフランチャイズ展開なども選択肢の一つとして考えています。海外においても、自社の基盤を作り影響力を上げる動きをし、特に中国には力をかけていこうと考えています。
もう一点はECです。
業界の流れとして避けては通れないECですが、現状は通販業者に卸してそこから販売しています。今後は自社ECの運営や、実店舗とECとの商品情報・顧客情報の連動などを視野にいれています。
他のアパレルや小売店ともお付き合いがあるであろう東光オーエーには、当社も含めたアパレル業界からの要望を引き上げて頂き、それをシステムに組み入れて行ってほしいと思います。