今の気分を取り入れた、旬のアイテムをかわいく、カジュアルに楽しみたい… そんな女性たちの“Favorite wardrobe”のようなショップとして、自分らしく自由にハッピーに生きる女性のためのリアルクローズや、ベーシックとシーズントレンドをミックスしたスタイリングを提案するw closet。NBS導入当初から現在、今後の展望について代表の上杉様にお話を伺いました。
NBSシステムの導入はいまから約18年前の会社設立当初です。東光OAシステムとは、会社設立前の前職のときからで、OA機器など取引があり信用もあったので、システム化もお願いすることになりました。
導入当時は、卸売が事業の中心であり、販売管理といわれる部分から運用開始を開始しました。時間の流れとともに、弊社でも直営店を出店することになり、店頭でのPOSシステムを導入し運用を開始しました。
販売管理をはじめとした基幹システムと同じベンダーが提供するレジシステムですから、店頭の売上情報はリアルタイムで確認可能となり、便利であるとともに、売上状況に応じた対策も早期に実施することができるようになりました。
導入当初から弊社のビジネスの変遷に合わせシステムの機能も拡充されてきました。現在では自社ECサイトも立ち上げて幅広いチャンネルで販売を行っています。
ECを始めた当初は、大手ECモールからのスタートでした。ただ大手ECモールでは、集客や売上の面では有利な反面、弊社の目指すブランドイメージを伝えるには不十分でした。特にファッション業界におけるブランディングは、「半歩先の憧れ」「格好いいイメージ」「共有できる価値観」を伝えていかなくてはなりません。ブランドの世界観を伝えるには自社ECからの情報発信が不可欠でした。
自社ECサイトの立ち上げで一番大きなハードルは、リアル店との連携でした。売上・在庫の連携は勿論のこと、リアル店で貯めたポイントをECで使いたいといった要望がお客様から当然のことのように上がってきます。お客様に不都合があるのであれば改善するのは当然のこと。通販サイトと店頭POSとの連携を施してもらったので、O2O・オムニチャネルのしくみも出来上がり実用に至っています。
ひと昔前までは、ファッションは通販では売れるわけがないと言われていました。そんな中、弊社では比較的早くWEB通販を手掛け、現在は自社サイトと実店舗とで相互送客できる仕組みを構築し、通販も含めた売上は順調に伸びています。
実店舗と通販の両方を利用されるお客様の方が、お買上げ金額が高い傾向にあることもわかってきています。時代とともにビジネスの形態は変わり、今後も変わっていくでしょう。東光OAからは業界の新たな動きを察知し、我々に新しい仕組みを提案してもらう。弊社は提案頂いたものから、事業に合ったものを取り入れ成長してゆくというWin-Winの関係を築けるようにしたいと思っています。