アパレル業界の入荷・出荷・棚卸などの物流業務をRFIDで効率化するシステム「Compact RFID(コンパクトRFID)」を、株式会社東光オーエーシステム(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:明石一寛)がリリースしました。
「Compact RFID」は、単なる入出荷・在庫管理システムではなく、アパレル業界では多くなりがちな返品処理などに対応したRFIDソリューションです。
近年、アパレル業界では多店舗展開・EC拡大によって在庫の流動が複雑化し、「どの店舗に・どの商品が・どの状態で存在するか」を正確に把握することが課題となっています。
RFIDの導入が進む一方で、汎用のRFIDシステムでは取引先が指定できない、返品処理ができない、売上や仕入が発生する取引か否かの区別ができないなどの問題点も聞かれます。
株式会社東光オーエーシステムは、40年以上にわたりアパレル業務システムを提供してきた実績を活かし、現場での運用性を最優先に考えた「Compact RFID」を開発しました。
東光オーエーシステムが提供するアパレル専用基幹システムとシームレスに連携。
現場でのRFID読取データが即時にシステムへ反映され、入出荷・在庫・返品などの情報が一元管理されます。
これにより、他社汎用システムで発生しがちな「手作業によるデータの加工や取込」が不要になります。
電波により、複数のタグを同時に一括で読み取りできるため、従来のバーコード札による運用に比べ圧倒的な速さで作業を完了させることができます。読み取り時にバーコード札を見える位置に取り出す必要がないので大幅な省力化となります。作業を少ない人数で行うことができるようになり、人員不足問題の解消にも寄与します。
アパレル業界では多くなりがちな返品処理にも対応します。「仕入入荷/移動入荷」、「売上出荷/移動出荷」、を区別して処理することができます。また、指示に基づく検品出荷ができる一方で、現場の裁量で在庫品を出荷する現物出荷にも対応できます。
基幹システムに登録済みのマスターデータを引き継いで利用できるため、取引条件に基づいて計算された単価が読み取った実績データに反映されます。通常条件の取引であれば、RFIDで処理したデータをほぼそのまま基幹システムで利用することができます。
すでに、株式会社アリエスおよび株式会社MOREなど、アパレル関連企業で導入が進んでおり、
店頭棚卸が 3時間 ⇒ 10分
出荷業務が 2時間 ⇒ 20分
という実績も上がってきております。
在庫精度向上による業務効率化と、現場スタッフの負担軽減が高く評価されています。
今後は、AIを活用した在庫最適化や、販売データとの自動連携による分析機能の拡充を予定。
東光オーエーシステムは、RFIDを軸とした業務DXを通じて、アパレル業界全体の生産性向上とサステナブルなサプライチェーン構築を支援してまいります。
製品名 | Compact RFID(コンパクトRFID) |
提供形態 | クラウドサービス(Solar Data Center) |
対象業種 | アパレル・ファッション・物流 |
主な機能 | 棚卸管理、入出荷管理、返品/仕入/移動区分処理、RFID・バーコード併用対応 |
特長 | アパレル専用設計、マスター連携、柔軟な現場運用、誤出荷防止 |
製品ページ | https://www.tokooasystem.com/rfid.php |
会社名 | 株式会社東光オーエーシステム |
所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-8-3 |
代表者 | 代表取締役社長 明石一寛 |
設立 | 1984年 |
事業内容 | アパレル業務システム開発・販売、RFIDソリューション、基幹システム |
公式サイト | https://www.tokooasystem.com |